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各班のテーマ内容

 本演習では、グループを大きく分けてA,Bの2グループに分けた。Aグループは、「交通ネットワーク」に注目して都市計画の提案を行い、Bグループは、「都市の空間設計」に注目して都市計画の提案を行うグループである。無論、この2つのテーマは互いに独立なものではないが、各個人の意向を汲み取り、大まかに2グループに分けた。各班のテーマは以下のようになっている。

 

Aグループ

 

A1班 清水の街のこれから ~人のとどまる街へ~

清水市は静清合併もあってその地位は低下の一途をたどっている。中心市街地は高齢化が進み、活気がなくなりつつある。清水中心部に活気を取り戻すためには、様々な世代の人々に来てもらう街にしなければならない。そこで、人のとどまる街・清水 をコンセプトに、周辺住民の暮らしの中心として、そして三保松原や日本平の玄関口として、ふさわしい街をつくるにはどうすればいいかを考える。

 

 

 

 

A2班 君を乗せて ~自転車の行き交うまち静岡~

静岡市では少子高齢化・中心市街地の空洞化という問題に直面し、街のあり方の変容が求められている。静岡市には賑わいを見せる空間やゆったりとした癒しの時間を過ごせる魅力的な空間がある。しかし、それぞれのスポットはつながっていない。それらのスポットを繋げることで静岡は同じ街にいながら、様々な時間の過ごし方ができる多層的な街になり得る。自転車の回遊性と身軽さが静岡を繋げる鍵になると考え、自転車を中心にした街の再編を考える。

 

 

 

 

A3班 縦と横の交わり ~三次元的空間利用~

大浜という空間を南北・東西・上下という3本の方向で立体的に捉えることで効率的かつ合理的な防災を提案する。現在の大浜の問題点は、海から近いにも関わらず津波から逃げるのに必要な南北に伸びる道路が少ないことである。津波タワーという新たな角度から、この問題の解決を図る。

 

 

 

 

Bグループ

 

 

B1班 私たちの静岡、みんなの静岡 ~求心力のあるよりよい町を目指して~

現在、多くの地方都市が人口流出・高齢化という問題に直面しており、静岡市も例外ではない。しかし、その解決法は決して単一ではなく、各都市に応じたものでなければならない。静岡市での現地調査で感じた静岡市も魅力、すなわち、「ゆったりと時間が流れる都会(仮)」を生かして、若年層の定住促進、高齢者にやさしい・子育てしやすいまちづくりを目指す。

 

 

 

 

B2班 清水地区を歩きやすい街へ ~構造物の配置の再考によってより安心・安全・楽しい街へ~

清水では人々の移動は主に車であり、人々が歩いて移動することはあまり想定されていない。来るべき南海地震などの災害時には歩きで逃げられるということは清水の安全を考える上で非常に重要である。また、歩きやすい街・歩きたい街は住民の健康にも役立ち、人々の交流にもつながる。我々は遊歩道や回遊路の構築、避難時の導線の再考を通して歩きやすい街清水を演出することを試みる。

 

 

 

 

B3班 「歩き」の価値化 ~移ろいと交流の街路空間の創造

近年静岡市都心部では、人口流出によるその商業的活性の低下及び高齢化が見られる。本提案では、住民に対する静岡駅周辺イメージアンケート等の現地調査に基づき、静岡駅周辺における人と人とのつながり、及び時間的・空間的連続性の実現に向けた有機的都市デザインによって、静岡周辺の経済的活性及び更なる多様性創出を目指す。

 

 

 

 

B4班 中山間地域の未来を考える ~静岡県・俵峰~

静岡県俵峰地区はお茶づくりが有名で、美しい茶畑が広がる地区である。しかし近年、農業従事者の高齢化・耕作放棄地などにより、そうした美しい景観が失われつつある。そこで、「集落と住民に心地よい規模の茶畑を残す」ことをコンセプトに、既存のコミュニティを維持しつつ、 住民が手を施せる範囲で茶畑の景観を保全する。 この地を訪れた人も住んでいる人も心地よい空間をデザインする。

 

 

 

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